Talk About Blundstone
農家
大鷲陽一さん
色褪せたボルドーのワークジャケットにブランドストーンのブーツを合わせ、街中で見かけても注目を浴びそうなスタイリッシュなワークスタイルで畑に現れた大鷲陽一さん
埼玉県熊谷でネギ栽培を営む農家としての顔を持ちながら、SNSで自身のファッションを発信し続け、それがきっかけで業界関係者の目に留まり、モデル活動も始めたそう。そんな大鷲さんの農作業の相棒として、もはや欠かせなくなったというブランドストーン。その出会いや魅力、自身の仕事、ファッションに関していろいろとお話を伺いました。
ブランドストーンとの出会いは、ファッション好きな友人たちがこぞって愛用していたことに始まるそうです。「10年くらい前に友人たちがアウトドアシーンで履いていたり、ファッションアイテムとしてデニムなんかに合わせているのを目にしていました。とてもタフに履けるブーツという印象はあったけど、当時購入するタイミングはなかったんです」
時を経て、農作業時に履く仕事道具を探す中で、再び巡り合いました。「仕事では地下足袋を履いて作業していましたが、ブーツに変えてからは冬場は温かく、水場での作業もしやすくなりました。夏場でも蒸れることなく履き心地も抜群です。革って生きているので、それを感じることができるのが嬉しいですね」
そんな大鷲さんが大切にしているモノ選びの基準は、“育っていくこと、生活に馴染んでいくこと”。
「仕事着でも私服でも育っていく(素材がエイジングしていく)ものが好きです。仕事で毎日使うものの方がより生活に馴染んで、アイテムとの距離が縮まっている気がします。私服でファッションとして着る時とは違った楽しさを仕事(着として着ること)で得ている感じです」と語る大鷲さん。
仕事着として纏う洋服や靴のエイジング具合を愛おしく見つめる眼差しがとても印象的でした。
今後は仕事道具としてだけでなく、ファッションアイテムとしても使っていきたい想いもあるそうです。「ゆくゆくはもう一足欲しいと思っていて、ネイビーとかを狙っています。私服に合わせてここで履きたい!ってイメージが浮かぶタイミングがあるので、仕事で使うものとは違う変化をつけたものをチョイスしたいです」
▼今回の取材用にシューケアを施し、ワークスタイルとは違った、私服コーディネートも披露していただきました。
大鷲陽一さん
【プロフィール】
1984年生まれ。本業は、20年近く熊谷でネギを生産するネギ農家。本人曰く「まだまだ駆け出し」なモデル業にもチャレンジし、兼業農家の新しい形を目指す。セルフコーディネートを投稿し続けているSNSが話題を集め、ファッション関係者、メディア関係者の目に留まり、モデル出演のオファーや取材が来るように。それがきっかけでモデルとしてのキャリアをスタート。自身の気になるお店を探訪するYou Tubeチャンネル『ようさんと』も人気を博している。趣味は古着屋巡り、カメラ、バス釣り、サウナ。
Instagram:@yoichiowashi