L O A D I N G . . .
- BLUNDSTONE FOOT WORK
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好奇心のそのままに。選択をしないという自然体な生きかた

name / occupation
02_服部 恭平/写真家
01_はっとり・きょうへい|1991年、大阪府茨木市生まれ。東京在住の写真家。2018年にファッションモデルとして活動する傍ら写真を始める。自分の日常の中で新たな視点を探し、作品を制作している。主な個展に、2020年『2019-2020』(BOOKMARC)、2024年『バコン』(haku kyoto / 229)、2024年『Through the lens of Kyohei Hattori』(agnès b. Shibuya & KyotoBAL)など。
https://www.instagram.com/kyoheihattori/
name / occupation
02_服部 恭平/写真家
01_はっとり・きょうへい|1991年、大阪府茨木市生まれ。東京在住の写真家。2018年にファッションモデルとして活動する傍ら写真を始める。自分の日常の中で新たな視点を探し、作品を制作している。主な個展に、2020年『2019-2020』(BOOKMARC)、2024年『バコン』(haku kyoto / 229)、2024年『Through the lens of Kyohei Hattori』(agnès b. Shibuya & KyotoBAL)など。
https://www.instagram.com/kyoheihattori/


言葉のない
写真という媒体のよさ
ファッションモデルとして活動する傍ら、2018年から写真をはじめた服部恭平さん。ファッション雑誌やポートレート、コマーシャルの撮影をするなど多岐にわたり活躍している。何気ない日常を独自の視点で収め、美しく魅力的な世界観を発信している。
「写真を撮ることが毎日楽しくて、そんな生活がずっと続いている。それって奇跡なんですけど」と、語る服部恭平さん。
「写真家」としての背景には、“選択をせず、好きなことをし続けてきた”という自然体な表現が込められていた。
「写真がすごく好きなんです。視ることも撮ることも。自分が撮れないような写真を見ては“こんな写真撮れるんだ”って思うんです。写真は動かないし音も言葉も伴わない。対して映像や映画は動きがあって、それだけでもう面白い。そこからたった1枚の写真を捉えようとするとき、面白がりかたに大きな差がでるというか。写真をやっているからこその感覚があると思うんです」
「あと、写真は単純に綺麗ですよね。毎回すごく感動します。プリント作品になると特に。それだけで僕はいいのかなって思ってますね。すごくノスタルジックだなとかセンチメンタルだなとか、服部君そのものだねとか、いろんな思いが生まれるのが、言葉のない写真という媒体のよさでもあると思うんです」
写真を撮ることがいま一番楽しく、それを毎日続けているという服部さん。それは、幸せになるための写真であるという。
「生きる前提の部分にあるのは、幸せな生活を送りたいんですよ。大変な事とか嫌なことを、僕はできるだけ少なくしていきたい。例えば、電車が苦手だから乗らないようにするにはどうしたらいいかを考えていたし、車が好きだから車を持つためにはどうしたらいいんだろうとか、より良くなるためにひとつひとつ向かい続けていけばどんどん良くなっていくんじゃないかなって思ったんです。
そのための大切なピースとして写真があった。それと仕事でいろんな人と関わることで、自分がどんどん豊かな状態になって周りの人たちともいい関係で接していくことができるんです。人が好きなので、たくさんの人ともっと関わっていきたい。だから写真を撮る上で、誰かを傷つけることだけはしたくない気持ちがすごくあります」
服部さんがレンズを通して願うのは、豊かな自分で寄り添う、だれかの幸せなのかもしれない。



パリコレモデルの
夢と挫折
服部さんが大阪から上京したのは21歳の時。将来への不安を抱えつつも、ファッションモデルとして活動をスタートしていった。
「高校時代はなんか、面白くなかったんですよね。漠然と将来の不安や何をしたらいいのかわからなくなってモヤモヤが溜まっちゃって。その時くらいから卒業して大学行って就職してという道が自分にはあまり向いてないんじゃないかって気づいて、東京にいけば何かあるんじゃないかと思ったんです。ファッションが好きだったし自分が前に出ることに興味もあったからモデルの仕事が合うと思って上京しました。ただ、仕事はあったけど毎月食べていくってなったらそれはもう到
底稼げなくて、気持ちもお金の面も苦労しながら必死でした。そこから事務所の社長のおすすめもあって憧れのひとつだった大ステージ、パリコレモデルに挑戦したんです。2週間ぐらいパリに行って、モデル事務所を探し回るのはすごく面白かった。でもやっぱり身長が186cmぐらいないとメンズは難しい。僕は182cmなので取り合ってくれなかった時もありました」
ファッションモデルという被写体でもあった服部さん。夢と現実に戸惑いながら、護りたいものもあった。
「できるだけモデル以外の仕事をしたくなかったんです。モデルの仕事だけで生活していた憧れの人たちがいたので。当然、生活できない時はバイトはしていたけれど、基本的にモデルは受注されなければ仕事がない状態。写真は僕が好きでやってることなので、仕事があってもなくても写真を撮ることに変わりはない。モデルという仕事もクリエイターと一緒になって現場を創りあげるのは同じなんですけど、なかなか自分からは動けない、そんなフラストレーションはあったかもしれません」
憧れていた仕事だった分、大きかった挫折の経験。つらい出来事だった一方でいま、プライドもなにもない自由な状態になれた。そして服部さんの考え方に少しずつ変化が訪れていったという。
「好きなことやっていた方が面白い人なんじゃないかなって思ったんです。27歳くらいの時、いろんなことをしてる人が魅力的に見えて、だから自分も好きなことやってみたらもっとうまくいくんじゃないかくらいの感じで写真を始めたんです。写真の仕事をしたくて始めてるわけじゃないんですよ」


好きなものを
続けた先にあった
写真家という生きかた
“写真を選ぼうと思って選んでなくて。だからその感覚で仕事ができているのは本当に奇跡的なこと”。そしてそれはいまも変わらず、どんどん好きになっていっているという服部さん。
「もちろん最初は何を撮ればいいかも分からず、カメラも使ったことなくて。結局ファッションの仕事を続けていたので、周りのヘアメイクさんとかスタイリストさんと一緒に撮影をしたりして、海外の雑誌やウェブマガジンに載せてもらったりを繰り返していました。すごくぽいことしてる、でもそれでお金がもらえるわけじゃないけど、自分の作品が撮れるのは嬉しい。日々興味あるものを撮って作り続けているんです」
当初は弟子入りすることを考えていたそうだが、モデルの仕事も続けていたため独学で写真を学んでいったという。その独自性は、自然と創作意欲へとも繋がっているようだ。
「写真は、感覚的な部分をそのままふわっと作品にできちゃうんですよ。1週間、1ヶ月かけてキャンバスに向かって書き足していく行為とはまた違って、シャッターを押せば瞬間的に写真になっていくじゃないですか。そこが写真のいいところかな。でも、僕も自分が何をやってるのかあんまり分かっていないのかもですね。だけど無中になってすごく楽しめているんです。だからいまそこについて考えている感じ。何を伝えたいかは、それを考え続けながら創作を広げていくことなんじゃないかなって」


ブランド背景や過程にこそ
リスペクトを置きたい
部屋に置かれている小物や家具、色使いひとつとっても服部さんの個性が光る。モノづくりを通して感じるクリエイティビティを追求することは、服部さんの日常でもある。
「洋服にしても物にしても、それが作られる過程にすごくリスペクトを置いています。どういう背景があるのか、誰が作ったのかっていうのは僕にとってはすごく重要です。何を大事にしていてどういう伝え方、見せ方をしてるのかはすごく大きなものですね」
そんな服部さんの楽しみのひとつである登山。昨年から山に通い始め、脚を使って変化する山々の表情をレンズに収めている。
「山や自然に触れるようになってから、どれだけ寒くても急な雨でも対応できるように、できるだけ自分に手がかからないように生きていきたいと思ったんです。だから僕、朝起きたらもうこれなんです。(笑)なので洋服も気にすることなくどこに何日いても困ることのない状態が、自分にとって心地が良いですね」
今回履いてもらったORIGINALS LOW CUTは、Blundstoneの定番シリーズORIGINALSの機能性はそのままに、着脱しやすく、スリッポン感覚で履ける一足。高いクッション性やグリップ力により、幅広いシーンで活躍するだけでなく、ローカット仕様のため季節やコーディネートを問わずに着用できる。
「Blundstoneを履いているとすごく楽ですね。見た目はしっかりとしたブーツだけど、履いてる感触は圧迫感が無く、デザインもシンプルなので親しみやすいです。もうすぐパリのファッションウィークを撮影しに行くのでそこに持っていきたい。あと、見た目だけじゃなくて機能的なのはすごく大事で、昨年旅行に行った時に、マインド的にも洋服的にも、どんな状況でもタフに生きていけるのってすごく大事だなって思ったんですよ。だから去年、洋服の量を半分ぐらいに減らして、その分Blundstoneのような耐久性や機能的なものがだいぶ増えました。でもへんてこな服もすきですよ(笑)」


見えないものを
視ることへの興味、
助けになっているのは好奇心
「昨年くらいから視ることへの興味がすごく湧いて、見たことのないものに興味を惹かれます。それは何でもいいんですけど、登山中の景色だったり、ドライブ中の角曲がった先でもいい。でもそこって行かないと見れないじゃないですか。それがすごく気になるんです。自分の視界に入ってない場面を捉えたいという感じです」
歴史と共に支持されてきたBlundstoneが現代まで継承されてきたのは、私たちの好奇心や冒険心を後押ししてくれるブランドだからこそ。写真家として視ることへの興味に突き動かされている服部さんもまたそんな想いに呼応するひとり。カメラを持っていても持っていなくても道を歩くだけで、服部さんの眼に映る先には好奇心の扉がいくつも開かれているのだろう。
「多分、もともと視ることに興味があって、その延長線上に写真がある。その好奇心にすごく助けられてる。そんな想いが強いと思います。でも、プリントした“写真”になるとまたなんか違うんです。やっぱりひとつの物になるのでまた違ったところにいきます。撮るまでがひとつあって、撮ったあとは別ものになる。自分が写真を撮る行為そのものを続けているのが調子がいい。それが作品になって、さらにいろんな意味を持ってたくさんの人に見てもらえることがプラスになっているんです」
インタビュー動画を見る
着用モデル

ORIGINALS LOW CUT
ブランドストーンを通して「働く」ということに向き合う考え方やマインドを発信
150年前から様々な働く人の足元も支えてきたブランドストーン。現代社会において、働き方は多様になり個人の価値観も様々です。そこで改めて働くというキーワードから見えてくる仕事の魅力や楽しさを、ブランドストーンと共に出演者の仕事を支えているものが何なのか探っていきます。